1. ホーム
  2. 確定申告ガイド
  3. BOOTH

BOOTHの確定申告のやり方

BOOTHの売上は、口座への振込額ではなく、購入者が支払った金額を売上として記録し、サービス利用料などを経費として分けて記録します。必要な数字は売上管理CSVにそろっています。

最終更新 ・頒布帳編集部

BOOTHで動くお金

BOOTHで1件売れると、購入者が支払った金額からサービス利用料が差し引かれ、残りが売上金としてたまります。売上金を口座に振り込むときに、さらに振込手数料がかかります。帳簿では、これらを売上と経費に分けて記録します。

お金金額帳簿での扱い
商品代金・送料・BOOST購入者が支払った金額売上
サービス利用料自宅発送は(商品価格+送料)× 5.6% + 45円経費
倉庫発送手数料商品価格 × 2.5% + 商品個数 × 25円経費
振込手数料3万円未満200円、3万円以上300円(PayPalは無料)経費
実際の発送費・梱包材自分で払った送料、封筒、緩衝材経費

サービス利用料は2025年10月28日13時に改定され、それまでの「5.6%+22円」から「5.6%+45円」になりました。2025年分の帳簿では、改定日の前後で料金が違う点に注意してください。

売上管理CSVの出し方

売上管理CSVは、ショップ管理画面の売上管理から出力します。注文ごと(同じ注文で複数の商品やバリエーションを買った場合は、その行数分)に、金額と日時が並んだファイルです。

  • 1回に出力できるのは31日分までです。1年分を集めるには、月ごとに12回出力します
  • 出力後のダウンロードリンクは3日で使えなくなります。すぐに保存してください
  • 過去の期間もあとから出力できますが、年明けにまとめて作業すると時間がかかるため、月末ごとに保存しておくと楽です

頒布帳には、月ごとのCSVを何本でもまとめて読み込めます。期間が重なったファイルを入れても、同じ注文は二重に数えません。

CSVの列と帳簿の対応

売上管理CSVには、注文番号、商品名、バリエーション名、単価、数量、BOOST、小計、送料、サービス利用料、受取金額、注文日時、支払い日時、発送日時などの列があります。帳簿で使う主な列は次のとおりです。

CSVの列帳簿での使い方
小計商品代金。売上に入れる
送料(自宅)購入者が払った送料。売上に入れる
BOOST上乗せされた代金。売上に入れる
サービス利用料経費(支払手数料)
倉庫発送手数料倉庫を使った場合の経費
受取金額売上から手数料を引いた額。検算に使う
発送日時・支払い日時どの年の売上かを決める
商品名・数量本ごとに売れた部数を数え、在庫の計算に使う

1つの注文で複数の商品を買った場合、送料や日時は最初の行にだけ入っていることがあります。表計算ソフトで合計するときは、送料を二重に数えたり、日時が空欄の行を落としたりしないよう注意してください。

どの年の売上になるか

売上は、原則として商品を引き渡した日の年に入れます。BOOTHでは次のように考えるのが一般的です。

  • 自宅発送・倉庫発送:発送した日。CSVの「発送日時」が目安です
  • ダウンロード商品:購入者が支払った日。CSVの「支払い日時」が目安です

年末に注文を受けて年明けに発送した本は、翌年の売上です。逆に、年末に発送して年明けに売上金を振り込んだ場合は、発送した年の売上になります。冬のイベント直後の通販は年をまたぎやすいので、12月末の注文はとくに確認してください。

倉庫・pixivFACTORYを使う場合

BOOTHの倉庫に預けた本は、売れるまで自分の在庫です。年末に倉庫に残っている部数も、手元の部数と合わせて在庫として数えます。倉庫への入庫にかかった送料や保管料は経費です。

pixivFACTORYから発送する商品は、製造と発送をpixivFACTORYが行い、マージン(販売価格から製造・配送費を引いた額)に対してサービス利用料がかかります。売上と製造費を総額で記録するか、マージンだけを記録するかは、CSVの「pixivFACTORY製造・配送費」の列を使って毎年同じ方法にそろえます。

BOOTHの売上はいくらから確定申告が必要か

BOOTHの売上だけで判断するのではなく、同人誌の頒布やほかのサービスの分も合わせた1年間の所得(売上から経費と売上原価を引いた金額)で判断します。会社員なら給与以外の所得が20万円を超えると所得税の確定申告が必要で、20万円以下でも住民税の申告は必要です。給与のない学生などは基準が違うため、確定申告はいくらから必要かで確認してください。

確定申告のやり方(手順)

  1. 1月から12月までの売上管理CSVを月ごとに出力して保存する
  2. CSVから、売上(小計・送料・BOOST)とサービス利用料を合計する。振込手数料は振込の記録から合計する
  3. 発送にかかった送料、梱包材など、BOOTH以外で払った経費を合計する
  4. 実物の本やグッズは、年末の在庫を数えて売上原価を計算する
  5. イベント頒布やほかのサービスの売上・経費と合わせて、確定申告書等作成コーナーに入力する

作成コーナーでの入力の流れは同人活動の確定申告のやり方で説明しています。

申告書の入力で迷いやすい点

確定申告書等作成コーナーや会計ソフトでは、BOOTHを含む同人活動の売上を合計して「収入金額」に、手数料・送料などを「必要経費」に入力します。BOOTHの分だけ別に申告するのではなく、イベント頒布やほかのサービスの売上と合わせた年間の金額を入れます。

  • 支払者や取引先の欄:入力画面で取引先の名称や所在地を求められた場合、BOOTHの運営事業者はピクシブ株式会社(東京都渋谷区千駄ヶ谷)です。所在地の詳細はBOOTHの特定商取引法に基づく表記で確認できます
  • 法人番号:入力を求められた場合は、国税庁の法人番号公表サイトで「ピクシブ株式会社」を検索して確認します
  • 種目:所得の内容を短く書く欄です。BOOTHでの販売なら「同人誌等の販売」「グッズの販売」「デジタルコンテンツの販売」など、売っている物がわかる書き方にします
  • 源泉徴収税額:BOOTHの売上からは源泉徴収されないため、BOOTHの分は0円です

どの所得の種類として入力するか、どの費用を経費に含めるかは、活動の内容によって変わります。迷う場合は税務署か税理士に確認してください。

よくある質問

BOOTHの売上は、振り込まれた金額を書けばよいですか。

振込額ではなく、購入者が支払った金額(商品代金・送料・BOOST)を売上とし、サービス利用料や振込手数料は経費として分けて記録するのが一般的です。

BOOTHから支払調書は届きますか。

BOOTHの売上は購入者からの代金で、BOOTHが報酬を支払う形ではないため、売上の金額は自分で売上管理CSVなどから集計します。

12月30日に注文があり、1月5日に発送しました。どちらの年の売上ですか。

商品を引き渡した日の年が原則なので、発送した翌年の売上として扱うのが一般的です。ダウンロード商品は支払いがあった日の年です。

出典

このページは、法令や各サービスの公開情報をもとに一般的な決まりを説明したものです。個別の状況での判断(所得の区分、経費にできるかどうか、税額など)はお答えしていません。判断に迷う点は、税務署または税理士にご確認ください。

あわせて読む