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同人誌の部数・原価計算ツール

印刷代と部数、頒布価格を入れると、1冊あたりの原価と、印刷代と参加費を回収できる冊数、年末に残る在庫の金額を計算します。確定申告で使う売上原価の目安も出します。

最終更新 ・頒布帳編集部

部数と原価を計算する

製本代、印刷所への送料、特殊加工の代金も含めます。

1冊あたりの原価
¥600
印刷代と経費を回収できる冊数
72冊
売上
¥60,000
売上原価(頒布した分の制作費)
¥36,000
年末の在庫(40冊)
¥24,000
所得の目安(売上 − 売上原価 − 経費)
¥12,000
手元のお金の増減(売上 − 印刷代 − 経費)
−¥12,000

すべて頒布価格どおりに頒布した場合の計算です。献本や見本誌で手放す分がある場合は、その冊数を売上のない分として別に考えてください。

手元のお金と所得が違う理由

この計算では、手元のお金はまだ赤字なのに、所得は黒字になる結果がよく出ます。印刷代のうち、売れ残った本の分はその年の経費にならず、年末の在庫として翌年に繰り越すためです。翌年以降に在庫の本が売れると、その分の制作費がその年の売上原価になります。

売上原価 = 年初の在庫 + その年の制作費 − 年末の在庫

「刷った年は赤字だから申告は不要」と考える前に、在庫を差し引いた所得で判断する必要があります。計算方法は在庫と売上原価で説明しています。

部数を決めるときに見る数字

  • 同じジャンル・同じイベントで、前回の本が何冊頒布できたか
  • イベント後の通販(BOOTHなど)や書店委託で、どのくらい売れたか
  • 印刷所の価格表で、部数ごとの印刷代がどう変わるか
  • 自宅で保管できる冊数と、在庫を何年で売り切る見込みか

上の計算ツールの「年内に頒布できそうな冊数」を何通りか変えて、回収できる冊数と年末の在庫を比べると、部数を決める材料になります。

部数を増やすと1冊の原価が下がる

印刷代は部数に比例しないため、部数を増やすほど1冊あたりの原価は下がります。一方で、売れ残った分は在庫として残り、その年の売上原価にはなりません。1冊あたりの原価だけで部数を決めず、売れ残りの冊数と保管の手間も合わせて考えます。

頒布帳では、作品ごとに刷った部数と制作費、イベント・通販・委託で頒布した部数を記録すると、年末の在庫と売上原価を自動で計算し、翌年に繰り越します。

よくある質問

同人誌1冊の原価はどう計算しますか。

印刷代・製本代・印刷所への送料など、その本を作るために直接かかった費用の合計を、刷った冊数で割ります。余部を冊数に含めるかどうかは、毎年同じ扱いにそろえます。

売れ残りが出ると、税金はどうなりますか。

売れ残った本の制作費はその年の経費(売上原価)にならず、年末の在庫として翌年に繰り越します。そのため、刷った年は手元のお金が赤字でも、所得は黒字になることがあります。

このページは、法令や各サービスの公開情報をもとに一般的な決まりを説明したものです。個別の状況での判断(所得の区分、経費にできるかどうか、税額など)はお答えしていません。判断に迷う点は、税務署または税理士にご確認ください。

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